『ストロボ・エッジ』第3巻 少しずつ気持ちが変化していく描写に心が揺さぶられる。
文化祭実行委員の仁菜子、蓮、安堂。
突然おでこにキスをしてきた安堂から逃げる仁菜子。
避けられていたはずの蓮が抱きかくまってくれる。なぜ――?
3人はカフェの短期バイトで一緒に。
安堂はさらに仁菜子のことが気になってくる。
そして本人さえもまだ気づいていない、かすかな変化が蓮に静かに訪れ始める……。
ストロボの3巻は、キャラクター達の心の動きが多い巻です!
『ストロボ・エッジ』第1巻、第2巻はこちら
https://girls-manga.com/strobe-edge-1/ https://girls-manga.com/strobe-edge-2/『ストロボ・エッジ』第3巻からの登場人物
まずは3巻からの登場人物の紹介です。
三好 学(みよし まなぶ)
蓮くんの友達の一人。
ニックネームは、がっちゃん。背が小さめで、明るく元気な男の子。
勉強会を開いたり、バイトに誘ってくれたりとナイスアシストをしてくれる。
『ストロボ・エッジ』第3巻 見どころ
3巻は、学生生活がぎゅっと詰まっていて、キャラクター達の心の動きがとても多い巻です。
ときめいたり、悩んだり、惹かれたり、嫉妬したり…
一人一人を応援したくなります!🥰🥰
見どころ① 蓮くんの仁菜子への態度の変化
文化祭の準備中、蓮くんに嫌われたと勘違いして涙を流す仁菜子を見て、
思わずおでこにキスしてしまった安藤くん。
その事実を知った蓮くんは安藤くんの胸ぐらをつかみ、
「おまえが今まで付き合ってきたコ達とは違うって言わなかった?」
と静かにキレます!
そして、文化祭。青春でとっても楽しそう!
この時、大樹とのさゆりが付き合っていることが発覚します。
(大樹、心変わり早くない?と思ってしまったけど、2人が幸せそうだからよし!😉)
蓮くんは違うクラスの仁菜子の教室をのぞきにきます。
仁菜子の笑顔を見て一瞬はっとした表情をしたり、
安藤くんにキスされたおでこを服でこすったりします。
「何してんだろ?俺」と、自分でも理由はよくわかっていないようです。
そして、学の紹介で一緒にカフェでバイトをすることになった仁菜子。
そこには蓮くんと安藤くんもいます。
スマートに接客する蓮くんや安藤くんに比べ、失敗が多い仁菜子。
しかし、見えないところで清掃や消毒作業などを頑張っていました。
そのことにチェックシートで気付いた蓮くんは、
楽しそうに仲間と話す仁菜子を見てそっと微笑みます。
その他にも、友達の学達も驚くほど仁菜子に対し笑顔を見せていたり、
駅のホームで転んだ仁菜子を見てとっさに乗っていた電車をおりたりもします。
蓮くん自身もよくわかっていない行動が多く、本人も?がよく出ています。
無意識に体が動いてしまうくらい、
すーっと仁菜子の存在が蓮くんの中に自然と入っていっているのだと思います。
まだ、恋は自覚していませんが、この後どうなるのかドキドキです!😊✨
見どころ② 安藤くんのストレートさ
安藤くんは、蓮くんに一途な仁菜子にどんどん惹かれていきます。
「辛い恋の入り口にたっちゃったんだな…」と本人も自覚しています。
安藤くんは蓮くんにも
「今なら多分まだ引き返せんだよね。
なのにもう引き返したくないなんて、やばくね?」
と遠回しに仁菜子へ恋したことを伝えます。
意味がわからないという蓮くんに、
おまえはずっとわからないでいて!と仁菜子へ惹かれてきていることに気づくなと釘を指します。
積極的な安藤くんは、冗談めかして仁菜子に告白したり、
仁菜子だとバレないように、今2度目のマジ恋中だから応援してと言ったりします。
そして、意外と深いことを言う安藤くん。
彼女がいる蓮くんをただ想うだけでいいと言う仁菜子に、
見返りを求めず、ただ想うだけなんてそのうち限界が来ると伝えます。
麻由香と蓮くんを見て切なそうな顔をする仁菜子に
今度は本気で告白しようとするところで3巻は終わります。
ふざけているようで、過去の恋愛で辛い思いをしたことがある安藤くん。
笑顔の裏でたくさん涙を流してきたのでしょう😢😢
過去の恋愛で頑張れなかった分も、今度こそ頑張るという安藤くん。
仁菜子に届くといいなと応援せずにはいられません!🔥
見どころ③ 麻由香の焦り
これまで順調そのものだった麻由香さんと蓮くん。
しかし、仁菜子の登場で麻由香さんの気持ちは複雑になります。
2巻の文化祭の買い出しで安藤くんが仁菜子を連れ去った時、
ずっと仁菜子の方を振り返っている蓮くんを見て
麻由香は蓮くんがどこかへ行ってしまうような漠然とした不安を感じます。
3巻では、蓮くんが仁菜子と一緒にバイトをしていることに不安を感じます。
でもそれは、自分とのデートのためだと知り安心します。
ある日、バイト終わりに麻由香さんが合流してみんなで帰ることになりました。
その途中、蓮くんが風の匂いをかいで隣を歩く麻由香さんにだけ聞こえるような小声で
「半分だ」と言います。
それを聞いた麻由香さんは、以前蓮くんが冬の匂いがすると言っていたことを思いだし、
半分ってなんだろうとくすりと笑います。
しかし、後ろを歩く仁菜子が「秋と冬の匂いが半分になった!」と声に出します。
蓮くんは後ろを振り返り、今丁度同じ事を思ったと言おうとしますが、
自分には理解ができなかったことを、同じ感性で理解している仁菜子の存在に焦りを感じた麻由香さんは 言わせまいと蓮くんの名前を呼ぶのでした😭😭
『ストロボ・エッジ』第3巻 まとめ
大好きな人の変化は気づいてしまいますよね。
蓮くんは自覚していなくても、確実に変化が起こっています。
麻由香さんの立場だったら辛いです。
学校も学年も違うし、もどかしいですよね💦
麻由香さんにも幸せになってほしいです😕