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真面目で素直な主人公を応援したくなる『シンデレラ クロゼット』第1巻をご紹介!

超絶美人な女装男子と、正統派王子様家男子がメイクもおしゃれも恋愛も初心者なずぼら女子を取り合う!?

バイトに学業に忙しい真面目な主人公はるかが、目指した都会のキャンパスライフを実現させるため、恋におしゃれに奮闘するお話の第1巻です。

『シンデレラ クロゼット』第1巻の登場人物&おすすめポイント

『シンデレラ クロゼット』第1巻の登場人物

はるか

主人公。大学2年生。地方の女子高から東京の大学へ進学したものの、自信のなさからキラキラした同級生たちに馴染めずにいた。

はるかのバイト先と同じビルにあるキャバクラに出入りしている美女。毒舌だが、はっきりしていて優しい一面も。

黒滝さん

はるかのバイト先の先輩。留学経験者でストレートに相手を褒められ気遣いもできるいい人。

『シンデレラ クロゼット』第1巻のおすすめポイント

おすすめポイント①
キャラ立ち抜群なのに、自分に落とし込みやすい主人公

まず、主人公のはるか。

地方の女子高でがっっつりバスケに明け暮れていた食べることが大好きな大学生。

キラキラした都会のキャンパスライフに憧れていたけど、親からの仕送りも家賃に消え今や学校とバイト先の往復といった毎日…。

共感しかできない~~~~(´;ω;`)笑

親元を離れて思うのは、「え!?生きるのにこんなにお金かかるの?」でした…。

生活必需品とか税金とか光熱費とか、欲しいものというより、なくてはならないものに消えていくお金ってあまりにも多いんですよね。

これは自分を落とし込みやすい主人公だー!と思いました(笑)

単行本の区切りのページに、「はるかの部屋で光がイラっとしたものシリーズ」があるのですが、ずぼらな私は“コードの絡まったドライヤー”とかにも大共感でした。

なんであれ絡まるんですかね…?😅

ただ、私と違ってはるかは運動神経抜群のバリバリ体育会系!

眠い時や初デートの時、ここぞ!というタイミングでは自分の両手でほっぺをバチン!よっしゃ気合!と意気込みます。

少女漫画の主人公がやっていいのかそれ…(;’∀’)

愉快なヒロインですが、女性としても魅力的。

彼女は偏見を一切しません。

光が女装男子だと知った時、勿論ずっと綺麗なお姉さんだと思っていた人がまさかの男性だったのですから、びっくりはしていましたがそれだけでした。

本人を目の前に否定的な反応をしないのは当然なのですが、他にも憧れの黒滝さんに自分の友達の光“ちゃん”が男であるとばれたかもしれない、という状況でも

と自分の考えをしっかり持っている感じ。

「光のほうが大事だもん」と笑います。

根がとても素直でまじめなので、小さな見栄もすぐ訂正したり友達である光には自分の気持ちも素直に話します。

ずぼらで体育会系で少女漫画のヒロインとしては珍しくキャラ立ちばっちりさながらも、金欠学生でキラキラ出来ない自分に自信が持てないはるかに共感待ったなしです(^-^)

おすすめポイント②
タイプが違えども、どちらも素敵な男性陣

①では主人公のはるかに焦点をあてましたが、今度ははるかを囲む男性陣です。

正直な話をしますと、私の世代の少女漫画の定石は(笑)金髪男子と黒髪男子が出てくればどちらかがかませ犬だったり、モテるけどチャラい系の女の敵だったりするのですが、シンデレラクロゼットの男性は両者とも素敵な男性でした。

まずは、はるかが憧れるバイト先の先輩、黒滝さん。

THE好青年という感じの王子様系男子。元カノと別れた理由が、留学中連絡を怠っていただったり、サラッとはるかと飲む約束をして(おそらく軽い冗談のつもりだった?)綺麗に忘れていたりと気になる点はいくつかあるのですが、約束を反故したときもしっかり謝罪してくれ、バイト先でも周囲を気遣い、友達も多そうなさわやか系陽キャな雰囲気。

 イメチェンして女の子らしいい姿で現れたはるかに対しても照れずにストレート褒め。

知人にも「気になる子」だとはるかを紹介をしたり、女友達の前でも「この子とデートがある」と本人を前に恥ずかしげもなく伝えてきます。

聞いてるこっちが照れてしまいますね~~!🥰🥰

慣れてるんだろうなぁ、と思いつつも、本人の聞いていないところで「ちゃんと考えてる」と真剣に意識している事を公言しています。

正直ここまできてたら女慣れしてるさわやか遊び人なのではって思うじゃん…!

全然そんなことなかったようです。ごめんね黒滝さん。

 そしてもう1人のヒーロー、光。最初は美人で嫌味(正論…)なお姉さんとして登場するのですが、後々に女装が似合う綺麗な青年であると判明します。

女装する理由は似合うから。肌も体型も自分の努力で仕上げてきた光は、はじめ大した努力もしてこなかったにもかかわらず、私なんてと卑屈になるはるかを叱ります。

耳が痛い言葉ですね…(;’∀’)

そしてはるかにメイクとファッションについて手ほどきをし、憧れの人のために頑張るはるかの背中を押してくれます。

そしてはるかと喋っていくうちに、彼女が自分の趣味に対して偏見的な意見を持たず、まるでなんでもないかのように受け入れてくれている、懐の深さに惹かれ始めます。

黒滝さんに対しても敵意?むき出しでした…(笑)

本人は「そんなことない!」とツンデレ全開ですが、自分の事を尊重して大事にしてくれたはるかを、とても大事にしていることが伝わってきます。

選べなくない…???😂😂

おすすめポイント③
ファッションやメイク、『女の子』について学べる

ありがたいんですこれが。

1巻ではファッションが主ですが、作品に登場しているコスメがリアルに存在する商品っぽいので、次巻以降メイクについてもなにかアドバイスあればいいな!なんておもっているくらいです。

 友達の主催のパーティに何着ていけばいいの!?とか、気になる人とのデートにかわいい服が欲しいけどお金がないから着回しを考えたい!とか、経験ある方もいるんじゃないでしょうか。

そんなとき、光みたいな友達がいたら…!

渋々ながらも的確なアドバイスをくれ、きちんと魔法をかけてくれることでしょう。

 ほかにも「女の子を謳歌したい!」と意気込むはるかちゃんが主人公ですから、見た目が変わり、憧れの人から褒められても、自信がなかなかついては来ず、「デート“してもらう”」だったり、「戦う気起きない」だったりとまだ女の子としてのマインドが出来上がっていない状況です。

そんな中、光がはるかの背中を押す言葉たちは、どれも読んでいる私たちの背中も押してくれる説得力のある自信につながるものばかりで、参考になります。

第1巻のボイスコミック動画もおすすめですよ☺️

『シンデレラ クロゼット』第1巻のまとめ

 以上、シンデレラクロゼット1巻のおすすめポイントを3つにまとめて紹介いたしました。

是非恋愛中の女の子、メイクやファッションに興味がある全人類(!)に読んでほしい作品です。

 はるかは憧れの黒滝さんと恋人になれるのか?光は自分の気持ちに気づくのか?これからも黒滝さんとの恋を応援してくれるのか?😆✨

まだまだ気になるところがありますね。2巻も楽しみです!

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