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咲坂伊緒先生『アオハライド』いよいよクライマックスが近づく10巻

sho.kojima

冬馬と付き合い始めた双葉。

冬馬は、まだ洸の事をふっきれない双葉をそのままでいいから、自分と付き合おうと。

押し切られらようにはじまった2人の関係に、ついに心を決めた双葉を追いかけて洸が動き出す…

この3角関係、どうなっちゃうの?

10巻スタートです!

人気少女漫画『アオハライド』10巻のみどころ

『アオハライド』10巻のおすすめポイント①:結局またあと1ミリなんじゃないのか

洸は成海と付き合ってる…と誤解をしている双葉は、必死になって洸を心から追い出そうとします。

それが、お付き合いしてる冬馬に対しての精一杯の誠意だと思ってるから。

無理矢理頭の中を冬馬でいっぱいにするのに、ふとした時にあふれるのは洸の事ばかり。

無理に蓋をしたところで、心はそうはいかないのよね。

必死な双葉が痛々しいです(>_<)

下校中、電車を降りれば偶然洸と遭遇…?

いや、これもしかしたら待ち伏せてない?とも思えますが…

分かれ道で洸と反対方向に歩るきだすと、双葉の前方に流れ星!

それを洸も見ていて2人で大興奮!

でもそれって、双葉の後ろ姿を振り返ってなかったら見えないよ?

しかもその場は、夏まつりの約束を再度交わしたあの場所だった。

花火大会の帰り

洸と私があと1ミリまで近づいた場所

これまで気になってはいたけど、気づかないフリをしてきた洸の様子がこぼれたパズルのピースみたいに散らばって、合わさって、双葉も気づいちゃう洸の気持ちに。

それを振り切るために、洸の気持ちに捕まらないように全力で走る双葉。

ようやく動き出した思いが、また交わらないで進む。

切ないすぎる…アオハラの恋って切なすぎるよー!

『アオハライド』10巻のおすすめポイント②:イベントははプリングがつきもの

テスト期間が終わって待ちにまった修学旅行!

修学旅行は、いつの時代も恋愛のステージがめっちゃあがるイベントですからね!

でも行き先は長崎だなんて、洸が心配ですね。嫌な思い出に引っ張られないといいな。

修学旅行の夜といえば、抜け出して恋人と夜こっそり待ち合わせ❤️なんて、アオハラ王道中の王道ですよね!

双葉も、冬馬と待ち合わせをしていたはずなのに、偶然洸に出会してしまう。

冬馬との待ち合わせを察知した洸は、行かせたくないわけですね、もちろん。

洸  「会うの?今から」

双葉 「洸には関係ないじゃん そんじゃーね」

洸  「ダメッ‼︎」

とっさに手を取って走り出す洸、また先に身体が動いちゃってますね〜!

もう本能ですよね。

リネン室に逃げ込み様子を伺っていると、本当に先生がやってきます。このままでは2人でお説教?!ちょーやばいー!っていうこのシチュエーションが、中学の時にフラッシュバックするんですね、胸キュン!

あの時かー!ってなりましたね!

(『アオハライド』第10巻 著:咲坂伊緒 集英社)

洸を犠牲にして逃げだせた双葉は、罪悪感たっぷり。

でもそれだけじゃない、心が動いてる。

冬馬はそれをキャッチして、言葉巧みに双葉の心の声に蓋をする。

双葉に向けられる洸と冬馬の恋の矢印、双葉の矢印は洸に追いつかれないように走る。

でもその行き先は冬馬自身じゃなくて、冬馬を好きになる自分だよね。

『アオハライド』10巻のおすすめポイント③:仲間との思い出はいつでもアオハルなんだよなあ おじを

修学旅行2日目は班別行動。

双葉、悠里、修子、小湊、洸の班は長崎の街を散策します。

洸の思いを知っていながら双葉に寄り添えなかった修子は、洸に罪悪感を持ってました。

そんな修子の様子に小湊は、「もしかして洸の事が好きなんじゃ?!」と嫉妬してます。(絶対ないわ〜)でも誤解もちゃんと解けて、2人の距離もいい感じに縮まっていきます。

さすが修学旅行!みんなアオハラしてるぅ〜!

長崎の街は、勉強ばかりだった洸には特に街中での思い出はなく、楽しく仲間と回っていきます。

でも、洸がまだダメだっていってた夕焼け、時刻はそんな時間になりました。

母親と最後に見た夕日が洸のトラウマになっていたんだよね。

(『アオハライド』第10巻 著:咲坂伊緒 集英社)

人が 一つ何かを克服して

一つ立ち直る瞬間を見た

みんなでそれを見た

信頼できる仲間と一緒に見たキレイな夕日

新しい思い出が、過去の辛い思い出を塗り替えてくれたんだね。

アオハライドの素晴らしさって、恋愛だけでなくて本当の友達とか、思いやりっていうのが描かれていて、それがとても心に響くなーと思います。

こんな風に一歩ずつ立ち直っていく洸を見てると、本当に自分も元気もらえます!

なんかめずらしくいい感じの巻末!

と、思いきや電話を受けた小湊の顔がさえないですね…

11巻へ続きます。

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