集英社

『サクラ、サク。』第3巻の神的な表現方法は見逃せない

sho.kojima

陽希への恋心を自覚してドキドキが止まらない咲。

いっぽう琴乃を元カレから守るため、陽希と琴乃が付き合うフリをすることになり…!?

さらにクセ強めの男子・井竜も絡んできて波乱の予感…!?

恋と友情が錯綜するリアル青春グラフティ!

『サクラ、サク。』第3巻ですよ。

1月25日発売だったのに、完全に失念してた😭

咲坂伊緒先生のツイートで気づくという失態ですわ…

ただ・・・

ただですよ!!!

事件ですよ!!!

こんなツイートしたんですよ。

したらばですよ・・・

この画面をNFTアートにしたい😭😭😭😭

もう2022年はこれ以上の幸せないかもしれん。

とね、咲坂先生にいいねしてもらえただけで、おじさんの少女マンガへの愛、というか、咲坂作品に対する愛がとんでもないことになってるわけです。

そんな気持ちで『サクラ、サク。』の第3巻を読んだからか、なんだかキラキラして見えたよね。

「登場人物、全員悪人。」な『アウトレイジ』と、まさに正反対な「登場人物、全員いい子。」というね🌸🌸

クセ強な感じの井竜くんも、なんだか気になるいい子。

琴乃の元カレだけ、あれはあかん。

遊び人キャラが嫌なのではなく、安堂拓海くんみたいな、ヘタレな一面があるといいのだけど、元カレくんは嫌なキャラだけで終わってしまう感じで残念。

・・・なんだか『ストロボ・エッジ』も読み返したい気分になってきた。

まあでも、と!に!か!く!

全国あまねく男も女も、老いも若いも、酸いも甘いも、一億総国民の必読書だね、コレは。

神作品な咲坂伊緒先生『サクラ、サク。』の振り返り

https://girls-manga.com/sakurasaku-1/
https://girls-manga.com/sakurasaku-2/

咲→陽希ときて、第3巻の表紙は琴乃。

すでに4巻が楽しみすぎる😍😍

井竜くんなのか、美斗士なのかな〜。

亮介ってこともあるのかな🤔🤔

何回見ても神。

琴乃かわよ。琴乃かわよ。

ツインテールの琴乃が可愛すぎるんよな。

表紙もいいけど、95ページ目くらいの琴乃かわよ。

原画展とかやらないかなあ。

水彩画のやつ、販売しないかなあ。

『サクラ、サク』第3巻の溢れる魅力を一緒に振り返ろう

というか、2巻のときには気づかなかったのだけど、、、、

(『サクラ、サク。』第1巻 咲坂伊緒・集英社)

この、作者コメントのやつあるじゃないですか!

以前、たしか『アオハライド』の中でだったと思うのだけど、このコメントのとこが好きって、咲坂先生自身が書いてたのだよね。

おじさん的にも好きなんだけど、2巻からなくなってた!

3巻読み終えて「あれ、作者コメントあったっけ…?」ってなり、読み返したらなくて、2巻見直してもなくて・・・

これ好きだったから、さみしいな。

タオルケット部員になったのも、作者コメントがきっかけだったもんな〜。

『サクラ、サク。』第3巻はココを見よう:見えてる世界が事実だと思い込みがちになる

そんなさみしさもあるけれど、絵の面積が広がってるという風にポジティブに捉えよう。

3巻では、2巻で登場した井竜くんとのやりとりあたりがめちゃめちゃ好きなシーン。

井竜くんというか、井竜くんとのやりとりのあとの、やっぱり陽希なんだけどね😉😉

咲坂先生って、もはや永遠の高校生なんじゃないかってくらい、高校生を描くのが上手すぎるんだよ。

(咲が井竜くんに言われた言葉を陽希が聞いて…)

陽希「『誰が言っても事実は変わらない』ってのは まぁそのとおりだけど」

(中略)

陽希「あいつの見てる世界と藤ヶ谷の見てる世界は違う。それだけの事だから気にすんな」

陽希「俺の見てる世界では藤ヶ谷はいい奴だよ」

(『サクラ、サク。』第3巻 咲坂伊緒・集英社)

陽希は、優しいし、ほんと素敵な男の子やで。

そうそうそう。

ほんと陽希の言う通りで、事実は変わらないのだよね。

でも、誰に言われたかで感じ方は変わるじゃない?

例えばさ、、、、

『耳をすませば』で、“コンクリート・ロード”をさ、夕子からは「なにこれ〜笑」って言われても一緒になって笑うけど、初対面の聖司に「“コンクリート・ロード”はやめたほうがいいと思うよ」はさ、ヤな奴になるじゃない?笑

それと同じでさ、実は大切なのは事実じゃなくて、感じ方とか解釈だったりするんだよね。

とか、大人になってからは、わかるじゃない。

でもさでもさでもさ。

高校1年生のときに、そんなことに気づけるわけないじゃない!!

そこが重要だよね。

だから、、、

井竜「自販機のとこで言った事 もし気にしてたらごめん」

井竜「俺 あんまり人の気持ち考えて物言うとかしないから」

(『サクラ、サク。』第3巻 咲坂伊緒・集英社)

までの一連の描写が、おじさん的にドキドキしちゃうんだよね。

咲坂伊緒さんっていう大人の女性が描いてるのだよ。

ナチュラルなのか、考え抜かれてるかわからないけれど、、、、

“高校1年生の知識や経験だったら、どんな言葉を、どんな感情で言うのか”が、表現されてるんだよなあ。

設定が「大人の恋愛」だったとしたら、こういう表現にはならないと思うのよ。

オトナの男が「俺 人の気持ち考えて物言うとかしないから」なんて言い出したと考えたら・・・ゾッとするよね。

高校生だから言えるし、言っていいセリフなのだよね。

そして第3巻は全体を通してのテーマ(?)って、「人によって見えてる世界は違う」みたいなことになるのかな🤔🤔

井竜くんが見る世界…陽希と琴乃は付き合ってて、陽希と咲が浮気してる

でも、事実は違うわけでしょう。

人は自分の見てる世界が事実・真実だと思い込んでしまいがちだけれど、そうじゃない場合のほうが圧倒的に多いんだよね。

井竜くんの見てる世界、咲が見てる世界、陽希が見てる世界、琴乃が見てる世界って、同じ事実を見ていたとしても、解釈が変わるよね。

ああ・・・

少女マンガでコレを描く咲坂先生自身が「神」としか言えないんだよなあ🤔🤔

オタキングの岡田斗司夫さんが「アニメーションは背景もすべて演技」って言ってるんだけど、マンガも同じかもですよね🥰

セリフ・コマ割り・背景のトーン・表情全てを見て、おじさんなりの解釈をしたい🥰

(岡田斗司夫さんがアナ雪を名作と語る理由)

『サクラ、サク。』は一コマたりとも見逃せないね🌸🌸

帯の“親友と同じ人を好きになった。かもしれない”の回収だね

ドキドキワクワクであっという間に、2周読んでしまったよね😍

陽希と琴乃が付き合ってる(フリ)を元カレくんの前でするシーンが好き。

75ページ目なんだけど、琴乃は、咲と陽希の間に割り込むように入ってくるんだよね。

これもね、琴乃の気持ちを表してると思うのだよ。

作画が天才的…

琴乃の気持ちが、言葉としてはっきりと描かれてるわけじゃないのに、絵だけでわかるのよな。

だからまだ、「かもしれない」なんだよね。

いや…まじで咲坂先生は神だわ。。。

第4巻は2022年5月に発売。

待てんな。どしよ。

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少女漫画好き歴15年|日本唯一の少女漫画紹介TikToker|少女漫画の無限の魅力を全世代に伝え、次世代の作家を育成するNPO法人を立ち上げ、少女漫画ファンの枠を超えた貢献を目指しています。
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