『ハニーレモンソーダ』第6巻丨三浦くんの心、それはどんな心?
いじめに遭っていると勘違いしたお父さんに、「高校を編入しなさい」と言われた羽花。
お父さんも友達も、全部大切。
両方あきらめないと決意したけれど――!?
迷って泣いてぶつかって…涙の数だけ、青春は輝く!!
一人娘の羽花のことが大切なお父さん。
八美津高校のクラスメイトは派手な見た目だから、本当はいい子たちでも、見た目だけ判断ならその子たちと一緒にいたら心配になるよね…
きっとお父さんも真面目な学生をやってたんだろうし😭😭
それに一人娘への心配は、とても分かる!!!
メイン読者層にはわかりにくい感情だろうけども・・・
『ハニーレモンソーダ』第1巻〜第5巻までのお話はこちらから
『ハニーレモンソーダ』第6巻のおすすめポイントはここ!
『ハニレモ』第6巻のおすすめポイント①:本当の想いを伝えることは勇気が必要
八美津高校の友達も、お父さんとの関係も大切にしたい羽花。
だからちゃんと自分の想いを話そうとしたけど、お父さんはどこかに出かけてるようなので探しに行く羽花。
一方、あゆみちゃんたちも羽花の気持ちを汲んで、羽花パパへ直談判しに羽花のお家へ行く。
ほんと。。。あゆみちゃんええ子や😭😭
悟と絶対付き合って欲しい!!!
そして羽花とずっと友達でいてほしい。ズッ友だょ。
羽花はお父さんを探してもどこにも居なくて、一回帰ったところに、ちょうどお父さんも、あゆみちゃんたちも揃ってて・・・・そして・・・
このシーン・・・吐いちゃいそう・・・(笑)
羽花の気持ち、これを言われたときの、羽花パパ・羽花ママの気持ち想像したら、心臓がギュウウウウってなる😭😭
羽花パパ・羽花ママは驚いて泣いちゃうのだけど、当たり前だよね。
世界一かわいい大切な娘で、中学校は楽しく過ごしてたって信じてただろうし、まさかいじめにあってるなんて考えたこともなくて、気づけなくて・・・・
例えば将来、自分の息子が「実はいじめられてた」とか言われたら、いじめっ子もだけど、なにより自分を許せないものな😭😭
・・・そんなとき、王子様の三浦くんは、中学時代に羽花をいじめてた小島麗美グループを連れてくる。
そして小島麗美が、羽花を変えたのは八美津高校の子たちとか言うんだけど、、、、
おじさんは小島麗美だけは許さん!!!😡
羽花の本当の想いを伝えて、羽花パパも「誤解してすまなかった」とあゆみちゃんたちに頭を下げて「また娘をよろしく頼みます」と言うんだけも、もうね、、、涙ちょちょぎれるよね😭😭
あゆみちゃんたちに対する誤解もあるだろうし、なにより羽花のことを誤解してたっていうことが一番つらいだろうな・・・・
羽花もいじめられてた事を、初めて親に言うことが出来たし、自分がどうしたいのか伝えたのは、クラスのみんなのおかげなんだろうな。
というか、羽花は本当はもともとちゃんと強い子で、それを見つけてくれた三浦くんやあゆみちゃんがいたから、がんばれたんだろうね。。
はぁ、第6巻はいきなりヘビーでございます!
『ハニレモ』第6巻のおすすめポイント②:三浦くんの心はまだ誰も覗いたことがない
そして運命の月曜日。
気合い入れすぎて誰よりも学校に早く着いた羽花。
みんなにありがとうを伝えたい…どう伝えよう…
でもクラスのみんなは「なにも言わなくていいよ」「何言いたいか分かってる」って・・・
ほんといい子たちや😭😭
羽花のクラス、基本いい子たち。
羽花、八美津高校きて本当によかったね✨
そして門限が5時→6時に延びた羽花は、放課後、クラスの子と初カラオケに!
そしたらまたしても小島麗美たちがっっっ
そして、、、
おい!!!
なんか不穏なフラグ立たせるな!!!
絶対なんかあるやんこのあと!!
しかもあんま良い展開にならなそうな具合じゃん!
・・・・・翌日、案の定ですよ。
三浦くんと羽花だけの秘密だった、だれも来ないはずの物置に立入禁止のテープ。
しかも物置に誰かが出入りしてるって報告したのも三浦くん…
絶対、小島麗美のせいじゃん!!
しかも!さらにその翌日、三浦くんが学校を遅刻(というかサボる)。
担任の前で三浦くんに電話したら「眠い」というだし、担任の先生も「おまえらだったらダメだけど」みたいな、なぜか三浦くんだけは特別扱い。思いつめたような表情…
三浦くん、なにがあるの?
クラスのみんなも「そういえばあたしたち 界のこと何も知らない」とか言い出すし…
三浦くん・・・どうしたんだ?
羽花が聞いても「なんでもねぇよ」と答える三浦くん。
そう言われたことをあゆみちゃんたちに伝える羽花。
それを聞いたあゆみちゃんや芹奈ちゃんが「中3のとき急に髪染めてきた界にどうしたか聞いたときの“なんでもない”が一番インパクトあった」と・・・
三浦くんの「なんでもない」は、なにかあるやつやん!
女の子が言う「なんでもない」と同じやん!!
いや〜・・・・
何が隠されてるのだろう・・・・
『ハニレモ』第6巻のおすすめポイント③:弱さを受け入れてもらえたとき人は強くなれる
でも、諦めないのが羽花だね。
いままでも頑張って頑張って、いろんなことを乗り越えたきた羽花だもんね👍🏻
三浦くんから「見つけるなよ」と言われたけど、「三浦くんのことが知りたいです」と言って、三浦くんが何しているのか探す事に。
街の人達に色々聞いているうちに三浦くんがカラオケでバイトしてることがわかる!
なんだカラオケかぁとか思ったけど、なんとなーく本当にガラの悪い感じのお客さん層…
三浦くんのことを探してた様子を、そのガラの悪いお兄さんたちに見られたあげく、ストーカーと決めつけられ、拉致られそうになる羽花😱😱😱😱
・・・・小島麗美のこと好きじゃないけど、小島麗美とかよりもガチでガラの悪い感じの人たち・・・
が、やっぱりなんとか間に合って助けてくれた三浦くん。
危ない!ファインプレー!
でも、結果的に三浦くんきっかけ(理由?)で、危ない目に遭った羽花に対して、「ちょっと距離置こうぜ」と言う三浦くん・・・・
三浦くん「石森 オレがどういう人間か言ってみろ」
羽花「?」
羽花「責任感があって 面倒見がよくて かっこよくて 優しくて 強い」
三浦くん「…そう信じて 崇めてるおまえ見ると たまに苦しくなる」
羽花「…あと 何かを抱えていて 繊細」
三浦くん、、、みんなから「かっこいい」という面だけを見られて、本当だったら誰しもが抱えている弱い自分を出せなくなってしまってるのかな…🤔
でも羽花もなかなかなもので、「入って来んな」という三浦くんに「ごめんなさい 私しぶといので!」という宣言!!!
『ドクターX』大門未知子の「私 失敗しないので!」ばりの、高らかな宣誓ですよ(笑)
でも、だからのか、そんな羽花の影響なのか、三浦くんもなんだか開き直った感じなんだよね。いい意味で。
詳細はコミックスで確認してほしいのだけど、あえてそっけなくしたり突き放しても離れていかない羽花に、なにかを感じ始めてるのかな🤔🤔
立入禁止テープを越えて、手を差し出しながら微笑んで「石森 おいで」とか言ってるし。
立入禁止テープは物理的な意味と、三浦くんの心のATフィールドのメタファーだね。
立入禁止にしている三浦くんの心の壁を越えれるのは、誰なんだろう😂😂😂
『ハニーレモンソーダ』第6巻のまとめ
本当はつらいとき、悲しいとき、投げやりになるとき…誰しもそんなときはあるけど、三浦くんはそれが許されなかったと思う。
三浦くんは王子様で、かっこいいという外側だけしか見ない人ばっかりだったんだろうけど、初めて自分の内側を覗く羽花がいて、しかも羽花はそんな弱さを受け入れてくれる(かもな)存在。
出せなくなってしまった弱さを出してしまうと、人が離れていってしまうのではないかって怖いものだよね。
劣等感とか自分の中の汚い部分とか…そういうのを見せると、引くんじゃないかって…
だから、自分の弱さを受け入れてくれる人がいる、そして離れないでいてくれるってことを知ると安心できる。
そこで初めて本当の人間関係ってものを知るし、人として強くなれるんだよ。
完璧主義(を演じる)人って、本当は弱いんだよね。
どんな自分でも受け入れてくれる人がいるってことを、自分自身が受け入れたとき、人は強くなれるんだよな。
そして巻末の次巻予告は「恋が急加速」って書いてある🥰🥰🥰
楽しみでございます!
いまなら『ハニーレモンソーダ』が第2巻まで無料で読めますよ!
感動ストーリーをぜひぜひぜひぜひ!!